こうして私たちは十日間ほど蜜に浸かったような日々を過ごしていた。
そもそもあの火災のあった日曜日、私も彼も気がつかなかったのだが、ある転機があった。日曜日の朝刊には書評欄があるし、テレビの情報番組でブックレビューとランキングのコーナーがある。
ある全国紙の書評の片隅とテレビ番組の「街の書店員がお薦めするコーナー」の一冊に「大空マコト」の著した「シュレーディンガーの猫」が取りあげられた。新人賞受賞作の恋愛青春小説として注目に値する、と。
次の日曜日、複数の他紙の書評にも「シュレーディンガーの猫」が載り、テレビ番組のブックレビューで読書家を自称する若手女優が、「泣きました!」と「シュレーディンガーの猫」を手に発言した。
彼女がその一言を口にするだけで、一万部は売れるらしい。——と翌月曜日の夕食時、新緑社の編集者徳丸さんからの電話で、タクと私は知ることになった。
〈先週からどんどん売れだしてます。今日はもう注文が予想外に殺到して。至急増刷しますので、修正したい箇所がもしあったら、急がせてすみませんが明日の夕方までに伝えてください。誤字脱字程度でお願いしますね、できましたら〉
徳丸さんの声は弾んでいたそうだ。あ、はい、はい、といくらか声をうわずらせつつあいづちを打つばかりで電話を終えたタクは、ケータイを切ると大きくガッツポーズを作り、私をぎゅっと抱きしめた。
「売れてるよ。よかった……ホントよかった、デビューしても一作めさえ売れなくて消えてゆくやつの方が多いんだから。俺、お前との約束、守れそう……守るよ、がんばる」
作家で稼げるようになって、私と結婚する、それが彼の約束だ。
うれしい、と私が返事をするより早く、タクは私に長いキスをした。しゃべらせてくれない。
私は帰宅するといつも、タクのくれたアミュレットリングを嵌めていた。やっと唇を離し、私を腕に包んだままリングを彼がまさぐる。
「望みの道が広くなった。絶対にこのチャンス、つかんでやる」
この指輪が開運の縁起物ってホントだったな、とタクは笑い、息が私にかかった。
「タクの実力だよ」
「でもあの部室でココと出逢わなかったら、俺はあれを書いたりできなかった。中学から書くのは好きだったからいずれ書きだしてたにしても、作家を夢見たとしても……あれは、あの作品は書かなかった。
あれでなければ世に出られなかった、あれ以上のものは書けなくて、創作がただの趣味で終わって……それはそれで幸せだったかもしれないけどさ、俺はこの道を進むよ。
世の中の取り替えの利く歯車には、どうしてもなりたくないから」
「ついてゆきたい……どうなっても。あきらめて生きるよりは、きっと、歳取ったとき後悔しない」
「本当にそうだといいけどね……俺は自己責任だけど……ココには後悔させたくないんだ、本当に」
固く強く私を抱きしめてくれる。
「がんばるよ。どこまで自分を追いこんで、戦えるだろう……でも、やるしかない」
その月曜日と火曜日、私は休みでもタクは休めそうになかった。毎日書かないと彼の気持ちが途切れてしまうとか、売れてきたことでなるべく早く次作をという出版社の営業的な思惑とか、あるようだ。
一緒に暮らしているのだから、デートの必要はない。二人で出かけたいところがあれば、今後の楽しみにすればいい。
タクのことをいつ実家に報せようか、私は考え始めていた。
以前苦い経験をしたときはうれしくて早くに伝えすぎて、けっきょく両親や姉やこの家の叔母夫妻に心配をかけた。
だからタクとは確実とはわかっていても、何となく私は慎重になっていた。タクのご両親が長期の海外旅行から戻ったら、互いに親に会う、でいいんじゃないかみたいに考える。
親が全く知らない相手ではない。高校の文化祭の時、クラブ展示を見に来た私の母親に、そこにいたタクを紹介したし、私も彼のお母さんに挨拶した記憶がある。それが一年生のときで、二年生と三年生のときも同じパターンになり、去年も会ったわね憶えてるわよ、とそれぞれ言われた記憶もあった。
私たちは一緒に生きてゆかれる。毎日彼と二人で食事を作る度、実感した。
タクが執筆している間、休みの私は買い物に出た。掃除とか庭の手入れとか一人暮らしでなら後回しにすることでも、二人でならきちんと生活したい。
留守宅の番なのに、人がいる気配があれば防犯になる、という程度の気楽さで私は過ごしていた。それを改め、主婦のように行動する。
買い物ついでに私は街の書店へ入ってみた。大手チェーンである最寄りのいつもの書店にも、二駅先の駅ビルの書店にも、「シュレーディンガーの猫」は平台の一角を占めての平積みだった。話題のベストセラー文芸書のコーナーに、「期待の新人大空マコト登場」という小さな文字と「もう一度できるなら初恋をしたくなる」いう大きな文字の、出版社が用意したPOPが立っていた。
まだ実用書を抜くほどは売れていなかったけれど、文芸書のランキングでは上位に入っていると、私はケータイからインターネットで調べた。
「もうあの頃の、何も知らない僕じゃない」
赤地に白抜きの文字、帯のキャッチコピーが目立つ。
この一文は物語の最初と最後にあった。初めは恋をしたという意味で。最後はその恋を永遠にした……実際には失ったのだが、という意味で。
初めは胸のときめきと痛みを知ったという意味で、最後はその痛みが失う痛みに比べたら浅いものだったという意味で。
けれど、恋にはもっとその先がある。それを知ったタクはまた、物語を書き始めている。
「どうして初恋は実らないのだろう」と書かれた文字をふと思いだした。タクに再会した新宿の大型書店で、手書きのPOPに書かれていた。
初恋は……実るのだ、稀には。
笑いそうで泣きそうになった。私よりも……タクの想いがかなってよかったな、と心底思った。頬に熱を感じて私は恥ずかしくなり、売り場を立ち去った。
タクがよかった、なんて考えるようになっていた自分に、驚いた。
水曜日、勤務先である市立図書館へ出勤すると、前日に書店から注文済みの新刊が数十冊届いていた。事務室の作業机に積まれた、その山の一番上に「シュレーディンガーの猫」が載っている。
既にバーコードラベルが貼られ、防汚のコートフィルムがかけられていた。私が思わず目を留めると、主任が声をかけてくる。
「その猫の表紙の本、今話題の新人だよね。もう予約が五件入ってるし。入本報せて貸し出し希望者には予約申込書書いてもらわないと、カウンターで訊かれるから」
私も二度訊かれている。その度にどきりとして、主任の指示どおり「購入予定ですのでご予約ください」と返事をした。
「奥野さん、入本掲示やっといてくれる? 表紙コピーして台紙に貼って——」
「はい。あの、新聞に書評とか載ったみたいなんですが、それも添えますか?」
私は新聞を取っていない。先週の日曜日に載った分の書評は、閲覧用の新聞から他の職員の目を盗んでコピーした。一昨日の分はまだだ。
「そうね、お願い。話題の本ってことで掲示しようかな。他の恋愛小説も動くように」
予約した本の貸し出し順番を待ってもらう間、利用者サービスで似たような内容の他の本をさりげなく薦めておくことがある。そのための展示コーナーが図書館の中の何カ所かにあった。
「恋愛小説が動くのって、ちょっと久しぶりかも。二年に一度くらいは話題になるんだけどね。私も読みたいな……買うしかないかな」
主任はそう言いながら、カウンターへ出ていった。
私は新聞閲覧の棚から一昨日の新聞を何紙か持ちだし、自らの分も含めて書評のコピーを取った。
紹介コーナーに掲示をしていると、赤ちゃんを背負い、幼い子どもの手を引いた女性が近寄ってきた。化粧気もなく疲れた印象だが、私より二つ三つ年上……三十歳に届かないくらいだろうか。
「その何とかの猫って本、入ったんですか? 借りられます?」
「ご予約が多くて順番待ちになりますけれど」
彼女は少し考えるそぶりをした。子どもが絵本のある方へ行きたがり、「ママぁ」とぐずって母親の手を引っぱる。
「買うのもあれだし……もう一冊入れてくれたらいいのに」
「はい、申し訳ございません、検討いたします」
決まり文句と共に私は頭を下げる。
「予約って、カウンター? 帰りでいいかしら」
「はい、そうです、お願いいたします」
彼女は子どもに手を引かれ、絵本のコーナーへ去りかけた。と、振り返る。必死そうなすがる瞳で、早口につぶやいた。
「なんかときめかなくなっちゃって、ドラマとか見て思いっきり泣きたいなって……そういう本なんでしょ?」
私はあいまいに笑ってうなずいた。
「もう私は、これで一生おしまいになるのかなとか。……ごめんなさい、ホント、変なこと言って」
そそくさと行ってしまう。
彼女も、恋をして結婚した、のだろうに。他人に愚痴を吐き捨てられる程度には充分幸せなはず……タクと再会する前の私なら、そんなどす黒い気持ちになって胸の内で毒づいていただろう。
今はただ、ざらりとしたものが喉に引っかかっただけだった。
私だってああ思っていたかもしれない、過去のあの人と結婚していたら。普通に子どもの産める体で……。
傷痕を持って、知らなくてもよかったことを知って、それでよかったのだ。
他人から見たらどうであれ、私は幸せになれる、タクとなら、きっと。もう八年前の私じゃないところも彼は好きだと言ってくれるし、私もそうだからだ。
先を思うと、幸せでせつない。
夕方定時に職場を退出し、新聞のコピーを持って私は帰宅した。帰りの電車、いつものように先頭車両のドアにもたれてコピーにざっと目を通した。慣れた書評家らしくかなりうまくほめてある。
タクは怖がってインターネットの読者のレビューを閲覧していないけれど、このくらいなら見せても大丈夫だろう。
帰宅したとき、タクは困った顔で私を迎えた。
「……来週、缶詰させられるかもしれない。他社から俺の連絡先を探る電話がいくつも編集部へ入ったんだってさ。次の作品は新緑社からだから、よそでも本を書くのはかまわないにしても、まず新緑社のための原稿を書きあげてほしいって」
「缶詰って? 作家の? ……温泉旅館とか?」
「それは昔の文豪だろ? ビジネスホテルだよ、会社近くの。四谷とかその辺」
うーん、とタクが考える。
「人がいない部屋で気が散るものがなければ、どこでも書けると思うけど……。椅子とか机は選ばないし」
と、私を抱き寄せる。
「ココがいないとアイディアがわかないかも」
笑って言うからふざけているのだと思った。だから私も冗談めかせて応えた。
「じゃあ通い妻しようか?」
「それもいいね……ってわけにはいかないよな。徳丸さんは俺が友だちの家に遠慮しつつ居候してるって思いこんでるし。だから缶詰なんだ。実家に戻ると気が散るとか、何度も言っちまったし」
あーあ、と彼はため息を吐いた。
「なるべく早く戻るけど、事務作業とは違うから、そうそう簡単に『何月何日までに終わります』なんて言えないし。ごめんな。ココのノーパソ、借りて持ってったら困るだろ?」
「別にいいけど」
「でもせっかくだから買うよ。銀行のカード再発行になったから」
簡易書留の封筒を振る。
「実家宛だからさ、ここの住所に転送してもらうよう、実家近くの郵便局で手続きしておいたんだ、先週風邪から起きてまず。でないとさすがにまずい。仕事場宛に編集部から来そうなものも、仕事場なくなったから緊急時はここ宛にしてもらっていいかな。その辺も徳丸さんから尋ねられてさ」
「うん、それはかまわないけど」
「バイク便だと思う。急がなければ宅配便もあるけど。缶詰のうちはなるべくホテルへ届けてもらうけどさ」
原稿を書いていたらしいとはいえ、先週の午後はいろいろ問題処理があったようだ。
タクは真剣な表情で私を見つめた。
「……どうせなら、部屋、借りないか? 俺とお前、二人で暮らす部屋。最初の印税が入ったらそのくらいできるよ。増刷分がかなり期待できそうなんで、先の生活大丈夫だしさ、しばらく」
印税——著書による収入は発売の翌月末の支払いだと説明する。増刷もその翌月末だそうだ。発売は先月なので今月末……そのお金があれば、来月七月の始めには新居へ移れるという。
「この家の留守番が必要だよね、だからすぐそばがいいよ。駅裏に新しい賃貸マンションがいくつかあったろ?」
「そうだね、そうしようかな。タクの新しい仕事場ってことにして、私は住所このままでいいものね。この家には通えばいいし」
離れたくない。タクと一緒に、ずっと居たい。
「じゃ、決まりっと。……本当にごめん、たぶん来週はずっと缶詰でここにいられない」
来週なら……私の体の、月に一度の都合もある。
お詫びだ、とタクが私の肩をつかんで顔を近づけてきたとき、彼のケータイが鳴った。舌打ちして、タクが電話を取る。
また徳丸さんだったようだ。
「——はい、ホテルの件はお願いします。……え? えぇっ? マジで? いや、ちょっとそれは……」
タクは絶句し、渋面になって私を見つめた。
「……今からはいくらなんでも無理です。明日の午後にしていただけませんか? 準備が……俺、執筆用のノーパソも損害受けて、持ってないんですよ。今友だちに借りてて、さすがにそれは持ちだせないし。新しいの買ってセットアップしないと」
やりとりの末、明日のチェックイン開始時刻に編集部へ立ち寄ってから向かう、ということになった。急がせる割にホテルを押さえられていないらしく、ホテル名は告げられなかったようだ。
予定が決まった後で告げられたのは、よい報せだった。
追加の増刷が決まり、当初に刷られた部数の数倍が一週間で追加される、今後もしばらくは増刷を何回か予定するほど売り上げが伸びそうということだ。
タクの頬が紅潮した。
「本当ですか? はい、よろしくお願いします。それなら俺がんばりますよ、寝る間も惜しんで最後まで書きあげます」
電話を終えたタクは照れをごまかすように苦笑した。
「ココ、今夜は寝るの遅くなってもいい?」
「うん、準備手伝う」
「そうじゃなくて。準備は明日一人でやれるよ。だから、つまり……十日分くらいしてもいいかってこと。すっからかんにして心おきなく書けるよう……ホントに溜まるんだよ、男は」
少しあきれ、私は笑いながらうなずいた。
いつものように交わる前に、私は書評のコピーがあったことを思いだし、タクに渡した。
枕元の小さな灯りで、難しい顔をしてそれを一読したタクは、ふうん、と興味なさそうにサイドテーブルにコピー用紙を載せる。
「俺も他人の本読んでは勝手なことばかり言ってきたから、どう書かれても文句はないけどさ、思いがけないことを評されるものだよな」
「それだけ、感じさせたり考えさせるところがあったんでしょ?」
「狙ってるわけじゃないから。狙ったら書けなくなるよ、たぶん俺は。経験を増幅させるっていうか、身を削って今自分の中に溜まっているものを絞りだして書くしかできない。ないものは出せない」
つかの間、傷を堪えるように胸元を押さえて彼が身をかがめたのが、印象的だった。
私はサイドテーブルからはみだしたコピーに目を向けた。
タイトルと作者名——「大空マコト」
「ね、訊いたことなかったけど、なんでこのペンネームにしたの?」
あ? とタクは面倒くさそうにコピーを押しやった。何かを考えていたようだ。
「小中学校のときのあだ名だよ、マコトは。真道輔を新任の音楽の先生が読めなくてさ、小学三年生だったかな。『まこと、みちすけ』って最初の授業でいきなり呼ばれた。クラス全員大爆笑。
それからあだ名がマコト。高校でリセットされたけど、気に入ってた」
「私にとってタクはタクだな」
「だろ? 呼び名が結びついて変わるんだ、人の印象……物だってそうだと思う。名前がついたら、つく前とはかんじが変わってしまう……気がする」
タクは苦笑した。
「筆名、全然俺じゃない名前で呼ばれたくなかったから。
大空ってのは、小学生の頃従兄から古いマンガをシリーズまとめてお下がりもらってさ、その主人公の名字。すごくはまってたんだ。あと、『空(くう)』の字を入れたかったってのもあるな」
「空の字」
「ああ、前に言った気がするけどさ、空即是色って。そういうこと考えるのが好きなんだ。いつもいくらでもいつまでも、つい考えて……」
タクらしいね、私がそう言う前に彼は私を押し倒した。シャンプーの香りが私の鼻をくすぐった。
「ココは滑らかで柔らかくていい香りで……抱くと最高に気持ちいいよね。想うだけで触れることもできなくていたときだってどうしようもなく好きだったのに、今はもう、触れる前の気持ちが再現できない。抱く度にもっと好きだと思うから」
私の頬をそして肩を胸を愛おしむようになで、首筋へ熱い息の漏れる唇を寄せる。
「あれと違う物語しか書けないし、書きたい。お前が書きたくて……どんなに探っても知らないところがある気がして……考えとか感じかたとかは違ってる方が好きなのに、どうして体は……触れてわかる存在はどこまでも俺のものにしたいんだろう」
熱っぼくささやきながら、彼は私をまさぐった。
私も彼を抱き返し、もっと触れて、と願う。私とあなたの感じかたは違うとはっきり言われるのが、私は悲しい。タクのようには思えない。だからせめて確かな体だけでも欲しいのに。
違う人間で性も異なるから感じかたは違う、けれど、同じところを見つけたい。体が満たされるほど、同じことを感じていると信じたい。
あなたと魂までも一つになりたい。異なる部分まで溶けて混じりあいたい。
言えなかった。
言ってももう何も壊れないとわかっていても、言えなかった。
かなわないことだから。
一つになりたい——よくある愛のささやきになるだけだから、さらさらと彼の耳を流れていくだろう。思い詰めた言葉だとは思われない、だからさらりとささやけばいい、そう思っても言えなかった。
思い詰めた言葉だと受け止めてほしかった。言葉を彼の身へ打ちこみたかった。もっとせつなくなるように。
違うから好き……タクはそう言った。でもそれでは、いつまでもせつない。せつないからいつまでもずっと愛せる。
矛盾している。
矛盾が苦しくて愛おしい。
——十日分と宣言されたとおり、私の身体の奥深くまで激しい想いがぶつけられた。
こうしなければ彼は書けないんじゃないか、毎日こうすることで書いていたんだ……私はそう確信した。愛しているかんじを書くことが私を愛することであり生きることになっている、それがタクだろう。
実際、うわごとのような言葉の断片をいくつも彼はつぶやいた。
ああ……タクだって、せつないんだ。不意にそう思った。全く同じかどうかわからないけれど、きっと遠くなく似たような色をしたせつないかんじが寄り添う。
魂という殻に包まれて溶けあえなくても、少しだけ透けて見えるせつなさ、それは似ていて共鳴する。
私たちは……こういう関係になった。
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