双葉社web文芸マガジン[カラフル]

恋する失恋バスツアー / 森沢明夫・著

© たなかみか

第 13 回



【天草龍太郎】
 二日目の朝は晴天で、小鳥のさえずりと風鈴の音色で目覚めた。
 俺は布団の上に起き上がり、さっと窓を開け放った。一気になだれ込んでくる透明な朝の空気が清々しくて、ゆったりと深呼吸をした。
 朝食は、それぞれ適当な時間に食堂で摂り、各自、出発の準備にとりかかってもらう。
 昨夜のお客さんたちの怪しい会合については、思ったとおり誰もしゃべろうとはしなかった。皆が皆、なにも無かったかのように、しれっと振る舞っているのだ。俺に話しかけてくる人は、ほとんどいない。代わりに、小雪に話しかける人は多かった。つまり、俺に関する噂話をしていた――という可能性が非常に高いわけだが、あえてこちらから問いただすようなことはしない。もちろん気にはなるが、添乗員の立場としては、とにかくこのツアーが無事に終わってくれさえすればいいのだ。

 午前九時。
 全員がバスに乗ったのを確認して、まどかさんに出発してもらった。
 ブロビロロォ~ン。
 おんぼろバスは、今日も頼りないエンジン音を立てて走り出す。
 バスは県道に出てすぐに左折した。そこからは九十九折つづらおりの細い山道だ。目指すは、昨日の夜、宿のご主人に語ってもらった悲恋の物語の舞台となった、あの崖、である。
 物語のなかでは、男女が徒歩で山を登っていった先にあるという設定だが、現在のその場所は、小さな駐車場の付いた「崖の上の見晴らし台」として整備されている。断崖の手前には落下防止用の鉄柵も設置され、その柵の右端には、悲恋の物語の要約が書かれた看板も立っている。
 宿を出発してから、およそ十五分――。
 俺たちを乗せたバスが、崖の上の駐車場に到着した。まだ他のお客の車は一台も見当たらない。ここは、地理的にマニアックなうえに、見晴らしもさほどいいわけでもない。つまり、どこにでもありそうな「田舎の不人気な観光スポット」なのである。
 バスを停止させたまどかさんが、エンジンを切った。
 いつもどおり、俺は前方のドアから降りて、お客さんたち一人一人に「お疲れ様です。崖は、あちらになります」と声をかけていく。
 すべてのお客さんが降りたあと、小雪がドアのステップの上に現れた。すると、そこで想定外なことが起きた。俺の後ろにいたジャックさんがドアの前へとしゃしゃり出てきて、「ほら、つかまんなよ」と言いながら、小雪に向かって右手を差し出したのである。
「え?」
 小雪は、さすがに不思議そうな顔をしたけれど、まるで純情少年みたいにはにかんだジャックさんは、耳を赤くしながら、また「ほら、早く」と言って小雪を促した。
「あ、ど、どうも……」
 小雪はその手を借りて、ゆっくり地面へと降り立った。
 ジャックさんのすぐ後ろに立っていた俺は、その様子をただぽかんと眺めるばかりだった。
 いったい、なんなのだ、このエスコートは。
 考えている間にも、小雪はすたすたと俺の前を通り、崖の方へと歩いていく。そして、その隣を、細いジーンズのポケットに両手を突っ込んだジャックさんがガニ股で歩いていた。
 ちょっと待て。落ち着け、俺――。
 ふう、と軽く息を吐いた俺は、胸の奥でチラチラと燃えはじめた小さな嫉妬の炎を理性で押さえ込みにかかった。
「あたし、ここでいっぷくしてっからさ」
 ふいに、後ろから声をかけられた。まどかさんだ。
「あ、はい」振り向いて返事をしたあと、俺の唇が勝手に動き出した。「あの、まどかさん」
「んあ?」
 さっそくタバコをくわえたまどかさんが、俺を下から睨むように見上げた。眉間に皺がよっていて、妙な迫力がある。いわゆるヤンキーにメンチを切られたような気分にさせられる。
「あ、えっと、ですね――」昨晩、皆さんが集まって、いったい何を? と訊きそうになるのを、俺はぐっとこらえた。「この後、バスを出発させたら、いつもの失恋ソングを流してくださいね」
「ああ」
 なんだ、そんなことかよ、という顔をして、まどかさんはタバコに火をつけた。
「じゃ、すみません、よろしくお願いします。ぼくはちょこっと崖まで行ってきますんで」
 まどかさんは、もう返事をしなかった。ぷかあ、と美味そうに紫煙を吐き出すだけだ。
 俺は、お客さんたちの集団を追いかけるように歩き出した。
 三〇メートルほど先に小雪とジャックさんの背中が見えた。そのさらに三〇メートルほど先はもう、地面がストンと消えてなくなっている。崖があるのだ。
 俺は歩幅を少し広くした。
 仕事だ、仕事。
 自分に言い聞かせながらぐんぐん歩く。
 とにかく、このツアーを問題なく終わらせればいいのだ。
 思えば、これまでだって、小雪がクライアントに口説かれたことはある。それも、一度や二度じゃなかったはずだ。っていうか、今回はまだ口説かれたワケですらない……。
 胸のうちでぶつぶつ言っているうちに崖に着いた。
 お客さんたちはすでに胸の高さの鉄柵に張り付いて、崖の下を覗き込むようにしていた。
 ひんやりとした朝の風が正面から吹き付けてくる。
 その風が崖にぶつかり、
 ひょろろぉ、ひょろろぉ~。
 と、うら寂しいような風音を立てていた。
「ねえ龍さん、これが、例の女のすすり泣き?」
 写真を撮っていたヒロミンさんが、こちらに振り向いて言った。
「そうです。今日は、いつもより、よく聞こえますね」
「マジ? こわーい!」
 るいるいさんが、ちっとも怖くなさそうなキンキン声を出したら、その声が遥か彼方の山まで届いて、こだまになって返ってきた。それが楽しかったのか、るいるいさんは「やっほー」とやった。せっかくのうら寂しい雰囲気が台無しになったな、と思ったところで、太い声が頭上から降ってくる。
「ほう。なるほどな。ここは、たしかに、あんまり良くねえ念を感じるぜ。どうやら、自殺したのは、物語の女ひとりじゃねえようだ」
 怖いことを言い出すのは、もちろん入道さんだ。
「おい、ふ、ふざけんなよ。そ、そんなの、どうせ嘘っぱちだろ」
 分かりやすいくらいにビビっているのは、例によってジャックさん。
「おい、添乗員、この場所、名前はあるか? ないか? お前、知ってたら私に教えるだろう」
 ちょっと失礼な言葉を使うのは陳さんだ。陳さんは今日も朝から俺の行動をちらちらと窺っている気がして、正直、ちょっと鬱陶しい。しかし、それを顔に出さないのがプロなのだ。
「ここは『おりん隠しの崖』と呼ばれています。崖の下の方の岩盤には、いくつかの亀裂がありまして、そこに強い風が吹き込むとこういう悲しげな音が鳴るそうです」
 俺は、営業スマイルを浮かべて答えた。
 ちなみに、おりん、というのは、飛び降りた女の名前である。
「そうか。添乗員、あんた、けっこう勉強しているだろう」
「どうもありがとうございます」
 陳さんに上から目線で褒められた俺は、やれやれ、と苦笑をこらえながらも、とりあえずぺこりと頭を下げておく。正直、これくらいのことは添乗員としては常識なのだが。
 ひょろろぉ、ひょろろぉ~。
 崖の下から聞こえてくる風音は、ひたすら止むことがなかった。入道さんじゃないが、ずっと聞いていると、なんだか薄気味悪い気がしてくるような音なのだ。あの悲恋の物語がフィクションかノンフィクションかはさておき、ここは夜だったら絶対に来たくない場所であることには違いない。
 ふと、鉄柵のいちばん奥の方を見ると、女性陣が集まっていた。
 俺の目は、自動的に小雪の姿を探してしまう。
 小雪は、桜子さんとモモちゃんと向き合っていた。愉しそうに目を細め、二人にレモン味のタブレットを差し出している。ジャックさんはというと、少し手前で陳さんとサブローさんと立ち話をしていた。

 お互い、仕事っていう逃げ場があってよかったですね――。

 昨日、ヒロミンさんに言われた台詞が、耳の奥の方でリピートされる。
 なんだかなぁ……。
 少し肩の力を抜いて、俺は腕時計に視線を落とした。
 出発の時間まで、あと七分もある。
 ひょろろぉ、ひょろろぉ~。
 ふと風音に誘われた気がして、崖の鉄柵に寄りかかってみた。遥か奈落の底を覗き込んでみる。崖の真下にある亀裂までは、さすがに見えないが、それでも高所恐怖症ぎみの俺の頭は少しくらくらした。
 悲恋の物語、か。
 俺だったら、小雪だけを死なせるなんてこと、絶対にしないのに――。
 イノシシを見ただけで膝を笑わせていた小心者が胸裏でつぶやくと、
 ひょろろぉ、ひょろろぉ~。
 風音がいちだんと強くなった。
 おりんさんのすすり泣きが、いつしか俺に対する嘲笑に変わっていた。
◇   ◇   ◇
 お昼を少し過ぎたころ――。
 ツアー一行は山から降り、湿った海風に吹かれていた。
 広々とした渚。見上げた空は、まぶしいほどの快晴だった。サングラスをかければ宇宙まで透けて見えそうな気がする。しかし、強風のせいで荒れた海は、灰色がかったエメラルド色をしていた。波が海底をかき回し、砂を巻き上げて濁ったのだ。
 南北に弓なりに延びるこのビーチには、見渡す限り人っ子ひとりいなかった。しかも、砂が砂鉄のように黒いから、楽園っぽさをまるで感じさせない。それどころか、むしろ鬱々とした風景にすら見えてくる。つまり、ここは「失恋バスツアー」におあつらえ向きの砂浜なのだ。
 ゴオウ、ゴオウ、ゴオウ……。
 遠くから地鳴りのように押し寄せてくる波音。
 ビーチの背後は黒々と連なる松の防風林だ。
 見晴らす海原には、無数の白い波頭が現れてはすぐに消える。この白い波頭を釣り人や漁師たちは「うさぎが跳ねる」と言うらしい。
 うそ寂しいこのビーチの真ん中あたりには、ふるぼけた一軒の海の家がある。本来なら、夏にだけオープンするこの施設を借りて、いま俺たちツアー一行は静かにランチを摂っていた。ランチの内容は、今朝、宿で作ってもらった質素な弁当だった。
 海の家だけあって、とりわけ入り口近くのテーブルには初夏の陽光と海風があたり、開放的な雰囲気があった。そのテーブルに着いているのは、小雪と、桜子さんと、モモちゃんだ。この三人は、朝からやたらとくっついている。
 ジャックさんは少し離れたテーブルに着き、一人で黙々と弁当を食べていた。この若者は粗野な見た目とは裏腹に、背筋がピンと伸びていて、妙に行儀よく食事をする。じつは案外、育ちがいいのかも知れない。
 俺は、いちばん奥の隅っこに一人で座り、弁当に箸を付けながら、お客さんたちの様子に目を配っていた。
 しばらくすると、男性陣が食事を終え、やがて小雪も弁当のふたを閉じた。ちらりと見た感じでは、半分ほど残しているようだった。まだ食欲が戻らないのだろうか。あとでバスに乗ったら訊いてみようと思う。
 食事を終えたヒロミンさんが、一眼レフを手にして立ち上がった。スニーカーとソックスを脱いで裸足になると、自信に満ちた大股で、黒っぽい渚へと繰り出していく。そして、それを皮切りに、一人、また一人と、お客さんたちが海岸をぶらつきはじめた。
 波打ち際でしゃがんで貝殻を拾う人。ただひたすら遠くまで歩いていく人。打ち上げられた流木に腰掛けて、濁った海をぼうっと眺める人。それぞれが、それぞれのやり方で、この渚の寂寥感を味わっていた。
 海の家に残ったのは、俺とまどかさんと教授の三人だけだった。そもそも太陽が好きではないまどかさんは、俺と反対側の奥の隅っこの席でタバコをくゆらしていた。教授はその隣のテーブルで、なにやら分厚い本を開いている。
 少しばかり居心地の悪さを覚えた俺は、そっと席を立った。たまには自分も黒い渚を歩いてみようと思ったのだ。
 と、そのとき、シャツの胸ポケットでスマートフォンが振動しはじめた。電話だ。
 誰だろう? 俺はスマートフォンを手にし、液晶画面に視線を落とした。「有吉優吾」と表示されている。可愛がっている会社の後輩だ。しかし、その名前を目にした刹那、俺の胸のなかに、ころん、と不吉な黒い石ころが転がった気がした。というのも、いま俺が添乗中であることを知りながら、有吉がわざわざ電話をしてくるなどということは、通常ではあり得ないからだ。
 何か、あったな――。
 俺は少し足早に海の家の外へ出て、歩きながら通話ボタンを押した。
「もしもし」
「あ、もしもし、お疲れ様です、有吉です」
「おう、お疲れさん」
「ええと、先輩、いま添乗中ですよね。っていうか、それは知ってるんですけど」
 後輩の口調は、のっけから不自然だった。
 やっぱり、何かあったに違いない。
 胸中に転がった不吉な石ころが、一気に膨らんで重たくなる。
「そりゃ、知ってるよな」
「あはは。ですよね。っていうか、あの、先輩、いま、ちょっとだけ話して大丈夫ですか?」
「いいよ。ちょうど昼食が終わったところだし」
「はい……」
 と返事をした有吉は、そのまま次の言葉を選び兼ねているのか、数秒のあいだ黙ってしまった。
「なんだよ、どうした?」
「あ、えっと、ですね。もう、アレなんで、直球で言っちゃいますと……、ええと、なんて言うかな……」
「なんだよ、ぜんぜん直球じゃないな」
 俺はあえて冗談めかして言った。
「すみません。じゃあ、ホント、もう、直球で言います」
「…………」
「うちの会社、近いうちに倒産するみたいです」
「は?」
 と口を開いた瞬間から、腹に響くような海鳴りも、激しい風の音も、この世界からふっと消えた気がした。
「おそらく、今月か、遅くとも来月いっぱいで清算することになりそうだって専務が――」
「えっ、ちょ、ちょっと待てよ」俺は言葉をかぶせて無理やり会話を止めると、スマートフォンを口元から離して、いったん深呼吸をした。それから、ふたたび会話をはじめた。「なんでまた、急にそんな……っていうか、それ、本当なんだろうな?」
「ぼくも最初は、嘘だろ? って思ったんですけど、でも、どうやら本当みたいなんです」
「みたい? ってことは、まだ決定じゃないってこと?」
「いや、決定だと思います」
「どういうことだよ。ちゃんと説明してくれ」
「ええと、ですね……、じつは、さっき専務から、社内にいた全社員に通達があったんです」
「通達?」
「はい。今日の夕方、社長から、会社を清算する件について具体的な話があるから、できる限り社員は全員、社内にいるようにって」
「…………」
「その通達があったとき、数人の先輩たちが専務にいろいろと質問をして、それに専務がひとつひとつ答えたんです」
「…………」
 本当に、本当なのか――。
 なんだか頭がぼうっとしていた。脳みそがくるりとゴムの膜で包まれてしまったような、妙な感覚だった。そんな鈍った頭のなかに、容赦無く有吉の言葉が注ぎ込まれる。
「仕事に差し支えるといけないので、いま現在、添乗中の社員には、まだこのことは知らせないようにって専務には言われたんですけど……。でも、俺、先輩にだけは伝えておこうかって思って、それで――」
「会社から一人で外に出てきた、と?」
「はい……」
 張りのない有吉の声の背後には、街のざわめきが聞こえている。
「そっか。なるほどな」
 嫌な予感、的中だ。しかも、予想をはるかに上回る内容で。
「はい……」
「わざわざ、ありがとな、有吉」
 ぼうっとした頭で、とにかく連絡をくれた後輩に礼を言った。
「いえ……」
「社長は、いま、会社にいるんだっけ?」
「え? いません、けど……」
「あ、そっか。そりゃ、そうだよな」俺は、なぜか馬鹿な質問をしていた。社長は夕方まで外にいるに決まっている。いま会社にいるなら専務にわざわざ通達なんてさせるはずもない。「なんか……、なに言ってんだろうな、俺。えへへへ」
 自分の笑い声があまりにも空っぽなことに気づいて、俺は、いま自分がとんでもなく動揺していることを悟った。そして、そんな自分に、あらためて驚いてもいた。
「なんか、先輩、すみません……」
「え? なんで有吉が謝るんだよ」
「いや……、添乗中なのに、もしかして、余計な……」
「ああ、いいって。むしろ、ありがたいよ。とにかく、帰ったら時間つくって一杯やろう」
「はい」
「で、そんときに、これからのこととか、いろいろと話し合おう」
「はい」
「お前、はい、しか言わないな」
 有吉は「すみません」と言って、かすれた声で短く笑った。
「じゃ、とにかく、いったん切るよ。連絡ありがとな」
 あらためて礼を言って、俺は通話を切った。
「ふう」
 ため息をつくと、スマートフォンを手にした右手から力が抜けて、だらんと体側に落ちた。
 歩いていた足も止まる。
 俺は黒い砂浜の上で「まじかよ」と、ひとりごちた。
 荒れた海原を眺め、目を細める。
 灰色がかった水面には、飛沫が多く舞っているのだろう、水平線のあたりは霞んでいて、空との境界線があいまいだった。
「まいったなぁ……」
 つぶやいた声は、自分の声ではない気がした。
 海原から目をそらし、ゆっくりと右手を振り向く。
 ずっと遠くに、小雪の背中が見えた。
 小雪はお客さんたちと肩を並べて歩いていた。その右手にはスニーカー。ヒロミンさんのように裸足で歩いているのだ。
 俺も――。
 真似をして、靴と靴下を脱いでみた。
 足の裏で味わう黒い砂の感触は、思いがけないほどひんやりとして、適度な硬さがあり、心地よかった。
 脱いだ靴のなかに靴下を詰め、それを左手で持つ。そして、小雪がいるのとは反対の方向へとゆっくり歩き出した。

(第14回につづく)

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森沢明夫Akio Morisawa

1969年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。『津軽百年食堂』が2011年に映画化。2012年『あなたへ』が高倉健主演映画の小説版としてヒットする。『虹の岬の喫茶店』は2014年『虹の岬の物語』(主演・吉永小百合)として映画化され、話題に。2015年には『ライアの祈り』が映画化、『癒し屋キリコの約束』が連続ドラマに。他の著書に『夏美のホタル』『大事なことほど小声でささやく』『ミーコの宝箱』『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』、エッセイ『あおぞらビール』、カラフル連載が2016年1月に単行本刊行された『きらきら眼鏡』などがある。近著に『たまちゃんのおつかい便』。

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