双葉社web文芸マガジン[カラフル]

恋する失恋バスツアー / 森沢明夫・著

© たなかみか

第 10 回



【天草龍太郎】
 予定時刻よりも少し早く、バスは双葉城址の駐車場に到着した。
 山腹の森を切り開いて作られたこの駐車場は未舗装で、ところどころに大きな水たまりができていた。幸運にも、雨はすでに上がっていて、西の空では薄日がさしはじめている。
 俺はバスのなかから駐車場全体をざっと見渡した。すでに数台の乗用車が水たまりを避けて停まっていた。運転手のまどかさんも、水たまりのない場所を選んでバスを停めた。
「皆さま、お疲れさまでした。ただいまバスは、本日ふたつ目の目的地、双葉城址に到着しました」
 俺はマイクを使わず地声でアナウンスして、そのままお客をバスの外へと誘導した。
 砂利の駐車場に降り立つと、さっそくるいるいさんが両手を突き上げて伸びをした。
「うわぁ、めっちゃ空気がおいしい」
 その声に釣られて、ポニーテールになった桜子さんとジャックさんが気持ちよさそうに深呼吸をしている。
 たしかに、雨上がりの山の空気はよく澄んでいた。そよと吹く風には、爽やかな森の木々の香りと、腐葉土の香ばしい匂いが溶けている。
「ここから先は、城址の頂上を目指しまして、約十分ほど、坂道と階段を登ります。石垣や風景を眺められるよう、ゆっくりと歩きますので、私に付いて来て下さい」
 いつものように俺は、お客さんたちに向かって声を張り上げ、そして、まどかさんを見る。まどかさんは、俺に向かってタバコを吸うジェスチャーをしてみせた。つまり、駐車場でいっぷくしながら待っているということだ。いつものことなので、俺は目で頷いた。そして、ふたたびお客さんたちに向かって声を上げた。
「では、出発します」
 くるりときびすを返して城址の入り口に向かうと、俺の視界に真新しい黄色い看板が飛び込んできた。
 ――熊出没注意――
 と、おどろおどろしい筆文字で書いてある。しかも、獰猛そうな熊の顔の絵まで描かれていた。こんな看板、先月まではなかったはずだ。ということは、この一カ月の間に、熊が出たということだろうか。
 なんだか嫌だなぁ、と思いつつも、かまわず俺は歩みを進めた。
「おいおい、参ったな。イノシシの次は熊かよ」
 後ろの方で入道さんが太い声を出した。冗談めかしてはいたけれど、ついさっきイノシシに襲撃されたばかりの俺たちにしてみると、この看板は妙に生々しく感じられてしまう。他のお客さんたちも、さすがにちょっとナーバスな空気を醸し出していた。
「おい、添乗員。熊も傘で驚かすのか? そしたら熊は逃げるのか?」
 陳さんが俺の横に並んで歩きながら言った。
「ええと、いまは、傘を持ってきてないです」
「傘、無いのか?」
「ええ。天気がよくなってきたんで」
「熊、出てきたら、添乗員、どうする?」
「ええと、ですね、どうしましょうかね……」
 会話をしながらも、とにかく歩を進めた。
 看板を見てしまった以上、気分すっきりとはいかないが、まさか本当に熊まで登場することはないだろう、という楽天的な思いが俺にはあった。すでにこの城址には先客もいることだし、熊も近寄らないはずだ。
「もしも熊が出たら、あんた一人で逃げるだろう」
 ティアドロップ型のサングラスの奥の細い目で、陳さんは俺を値踏みするように見ていた。
「えっ? まさか。逃げませんよ。今度は、私が身体を張ります」
「おい、本当か?」
「本当です」
「熊、大きい。人間より強い。あんた死ぬことが怖い」
「死んでも――」しつこい陳さんの言葉にかぶせて、俺はこう言った。「私は逃げません。まずはお客さんを守ります」
「ほう。そうか。怖くないか?」
「怖いですよ。熊ですから。でも、そうします」
「なぜ?」
「仕事ですから」
 それに、今度また同じミスをしたら、もはや二度と小雪に合わせる顔がなくなってしまう。
 陳さんは、ふむふむ、という感じで小さく微笑むと、俺から離れて列の後ろの方へと回った。
 ふう、やっと離れてくれたか――。
 俺は、心のなかでため息をついた。というのも、じつは、今朝から、なんとなく陳さんの視線が気になっていたのだ。気のせいかも知れないけれど、陳さんは、俺の一挙手一投足をこっそり盗み見しながら値踏みしているような、そんな気がしていたのだ。
 まさか、こっち(ゲイ)じゃないよな……。
 一瞬、俺はそういぶかしんだけれど、よく考えてみれば陳さんは金目当ての女にふられてこのツアーに参加したわけだから、そっちの気はないはずだ。
 先頭を歩く俺の後ろで、お客さんたちが愉しそうに言葉を交わしていた。るいるいさんはもちろん、ヒロミンさん、入道さん、サブローさん、ジャックさん、陳さんの声が目立っていた。おとなしい桜子さんも、ときどき会話に加わっているようだったが、仏像みたいな教授と、モモちゃんの声だけは、やはり聞こえてこない。
 イノシシの襲撃事件があってから、お客さんたちの間に、妙な連帯意識のようなものが芽生えている気がしていた。バスのなかでおにぎりを食べているときも、バスがふたたび発車してからも、少しずつお客さん同士で会話がなされるようになったのだ。
 俺は歩きながら、ちらりと後ろを振り返った。
 やはり、ついさっきヒーローとなったサブローさんを中心に人が集まり、団子になって歩いていた。そして、その集団の少し後ろにモモちゃんと小雪の姿が見えた。
 今回のツアーは、イヤミ課長の策謀で、かなり癖のある連中ばかりが集ってしまったけれど、じつは、彼らは、癖があるなりに社交性には富んでいるのかも知れなかった。あるいは、変わり者同士、波長が合うのだろうか。いずれにせよ、孤独を味わってもらうことを目的とするこのツアーには、社交性はあまり必要ないのだが……。
 歩き出して二分ほどが経ち、未舗装の坂道と階段は、徐々に勾配が増してきた。
 そして俺たちは城址のなかへと足を踏み入れた。
 くずれかけた石垣に沿って右回りに歩いていくと、すぐに石積みの階段が現れた。その階段を登ると踊り場のような平地があり、また石垣に沿って歩く。そしてまた階段を登る。
 そうこうしているうちに、俺たちは頂上へとたどり着いた。
 予想どおり、というのもナンだが、熊には遭遇しなかった。
 頂上は三〇メートル四方ほどの草地で、数カ所に木製のベンチが設置されている。桜の樹も(いまは葉桜だけれど)数本植えられていて、なんとなく小さな公園のような風情がある。
 一応、三六〇度、どこを見ても眺望を見晴らせるのだが、とくに麓の古い町並みと、その向こうにそびえる山々を見渡せる西側の景色がよかった。俺は、その西側へとお客さんたちを誘導した。ちょうど陽も差してきて、いい感じだ。
 五月の雨上がりの透明な風が、山裾からすうっと駆け上ってきて、俺の首筋をひんやりと撫でていく。
 お客さんたちは「わあ」「いい風だね」「思ったより高いな」などと口々につぶやきながら、西側の眺望を堪能しはじめた。
 この城址は、わりと見晴らしがいいのに、地元の人以外にはほとんど知られていないという、ちょっと悲しい観光スポットなのだが、しかし、田舎のカップルにとっては、ひとけのないこの場所は格好のデートスポットであるらしく、今日も数組の男女が人目をはばからずベタベタくっつきながら風景を眺めたり、ベンチに腰掛けてささやき合ったりしていた。
 廃城の崩れかけた石垣に漂う侘しさを味わい、開けた展望を眺めながらフラれたあの日を追懐する。そして、周囲でいちゃつくカップルたちを見て、おおいに嫉妬をする。
 失恋をして落ち込みたい人にとって、ここはまさにもってこいの場所なのだ。
 しかも、これから西に連なる山々の向こうへと夕陽が沈んでいく。つまり、人生の下り坂を思わせる斜陽タイムがはじまるのである。
 さあ、お客さんたち、どんどん落ち込んで下さいよ。
 俺は、落ち込まないけどね。
 あ、でも、今日はまだ西の空に曇が残っているところがあるから、確実に夕陽が見られるとは限らないか……。
 そう思ったとき、ふいに俺の斜め後ろあたりからテノール歌手のような芯のある声がした。
「あの、みなさん、よかったら、ちょっと後ろを見て下さい」
 思いがけない美声の持ち主は、教授だった。教授は例によって仏像のような微笑みをたたえながら、東の方角を指差していた。
 お客さんたちは、その声に釣られて一斉に西の眺望から東へと向き直った。
 そして、次の刹那――。
「うわぁ、すてき!」
「おお、こりゃ、すごいなぁ……」
「いいことありそうだね」
「うん、きっとありますね」
 お客さんたちの口々から、やたらとポジティブな言葉が連発されてしまった。
「ねえ、あっちに行って見ようよ」
 るいるいさんが先頭切って歩き出した。
 みんなも、そのモデルのように美しい背中に付いていく。
 頂上の東側の端っこにずらりと並んで、俺たちはそこから新緑の低い山々を見晴らした。
「こんなにきれいな虹を見たの、はじめてかも」
 いつの間にか俺の横に立っていた小雪が、少女みたいに目を潤ませてそう言った。
「俺も、はじめてかも」
 雨上がりの空に架かる虹は、完璧な半円を描いていた。
 しかも、七色の光の橋は二重に架かっていて、その橋の内側は、夢のような淡い光で満たされている。
「めっちゃすごーい」
 るいるいさんが言うと、うっかり俺まで、
「ほんと、すごいなぁ……」
 と言ってしまった。
「あ、そうだ、お願いごとしよっと!」
 るいるいさんが、ちょっと素っ頓狂な台詞を口にしたと思ったら、パン、パン、と神社でやるみたいに柏手を打ち、虹に向かってお祈りをしはじめた。
 虹が願い事を叶えてくれるなんて話は聞いたことがない。さすが、るいるいさん、やることがぶっ飛んでいる。
 やれやれ、と内心で呆れながらも、でも、まあ、せっかくだから、無理を承知で、俺も……と、こっそり胸裏で祈っておいた。
 復縁、成就しますように――。
 まともに考えれば馬鹿馬鹿しい祈願ではあるけれど、しかし、このときの俺は、ほんのちょっぴりだけ「奇跡」を信じてみたくなっていたのだ。ようするに、それくらい、目の前に架かった虹が神々しかったのである。
 虹は、二分ほどで薄れて、三分後には消えてしまった。
 その間、フォトグラファーのヒロミンさんは、一眼レフを手にして忙しくシャッターを切り続けていた。
 虹が消えると、お客さんたちは満足げな顔をして散っていき、それぞれ孤独な時間を味わいはじめてくれた。いまは「失恋バスツアー」の最中である、ということを思い出してくれたのだろう。
 ベンチに腰掛けてぼんやりしているのは桜子さんで、登ってきた階段を少し降りて城址内を散策する人たちもいる。石垣に腰をおろして風景を眺めるのはサブローさんだ。カップルを見て深いため息をついているのは、意外にも入道さんだった。ジャックさんは、お昼に手渡したレジャーシートを敷地のど真ん中に敷いたと思ったら、その上に仰向けに寝転がり、恥ずかしげもなく口笛を吹いていた。まるで聴いたことのないメロディだから、もしかすると自作の曲かも知れないけれど、ちょっと……、というか、いや、かなり残念だったのは、素人の俺でも分かるくらいに、その口笛が音痴なところだった。この人、本当にミュージシャンになれるのだろうか? と余計な心配をしたくなる。
 小雪は、そんなお客さんたちの間を、ゆったりとした歩調で移動しながら、各人と短い会話を交わしている。
 俺はひとり奥側にあるベンチに腰掛けて、空を見上げた。
 頭上にある分厚い雲のかたまりが、上空に吹く風に乗って移動し、みるみる千切れていく。雲間からは、透明感のある水色がぽつぽつと顔を出し、見下ろす地上にいくつもの金色のスポットライトが注がれていた。
 雨上がりの世界が、少しずつ明るくなっていく。
 このまま晴れ間が広がれば、夕陽を見られるかも知れない。
 俺は、西の空へ視線を投げかけた。徐々に高度を落としつつある太陽は、いったん低い雲の向こう側に隠れていた。
 シャコ。シャコ。シャコ。
 ふいに、俺の左側でシャッター音が連続して聞こえた。
 振り向くと、一眼レフのレンズがきらりと光った。
 レンズはこちらに向けられていた。
 ヒロミンさんが、俺を撮影しているのだ。
「あ、えっと……」
 戸惑いながら言葉を探している俺に向かって、シャコ。シャコ。ヒロミンさんは、また続けてシャッターを切った。そして、ゆっくりと顔をカメラから離した。
「添乗員さん」
「え? あ、はい」
「龍さん、って呼んでいいですか?」
 ヒロミンさんは、ちょっと照れくさそうに言った。
「ああ、はい。それは、もう、もちろんです」
 頷きながら俺は思った。そういえば、この女性って、愛犬との離別を理由に参加したんだったよな、と。
「よかった。じゃあ、龍さん」
「はい」
「いま、ツアーの参加者よりも、ずっと憂いがちな顔をしていましたよ」
「え?」
「ほら、こんな感じ」
 ヒロミンさんは、くすっと笑って、カメラの背面液晶をこちらに差し出した。
 どれどれ、と見てみると、なるほど、液晶に映し出された俺は、憂がちどころか魂が抜けてしまったようなほうけた顔で空を見ていた。
「うわ、ほんとだ。ひどい顔をしてますね」
「うふふ。考え事でもしてたんですか?」
 ヒロミンさんは、笑うと頬にえくぼができた。
 化粧っ気はないけれど、よく見るときれいな女性だ。
「いや、ただ、なんとなく、ぼうっとしてただけです。空がだんだん晴れてきたなあって思いながら」
「そうだったんだ。なんか、悩みごとでもあるのかと思いました」
「いやぁ、とくには、悩みごとなんて……」
 あるけれど、ここで言えるはずもない。
「あの、隣、座っていいですか?」
「え? あ、どうぞ」
 俺は、少し腰を浮かせてベンチの右側に寄った。空いたところにヒロミンさんがストンと腰を下ろす。
「龍さんって、三七歳なんですよね?」
「そうですけど、なんでぼくの歳を知ってるんですか?」
「えっ、だって、今朝、バスのなかで最初に自己紹介をしたときにそう言ってたから」
「あ、そっか。そうでしたね」
 俺は苦笑して、思わず頭を掻いた。
「ちなみに、龍さん、何月生まれですか?」
「九月ですけど」
「わっ、うそ。ちなみに何日?」
 どうでもいいような会話に、ヒロミンさんは少女のように目を輝かせる。さっき虹を見ていたときの小雪の目と、どこか似たツヤ感があるような気がした。
「十五日です」
「うわぁ、惜しいなぁ」
「惜しい?」
「龍さん、わたしと同じ学年で、誕生日が一日違いです」
「一日?」
「そう。わたし、十四日生まれなんですよ」
「そうですか。それは、たしかに惜しいですね」
「生まれは、どちら?」
 俺は、自分が生まれ育った首都圏の中核都市の名を口にした。するとヒロミンさんは、二重の大きな目をいっそう大きくした。
「わっ、うそ! 近すぎっ!」
「え?」
「わたし、お隣の町です。駅で言うと――」
 聞けばヒロミンさんは、俺の実家のある街から電車でわずか一駅のところに実家があり、いまもそこに住んでいるというではないか。
「ってことは、ヒロミンさん、もしかして栗原小学校の出身ですか?」
「そう! 栗小から栗中です!」
「えっ、ぼく、葛の葉小学校からそのまま葛中ですよ」
「わーっ、懐かしい! 葛の葉中はバレーボールの練習試合で何度も行ったことがあります!」
「ほんとですか? ぼくもバスケ部の練習試合で、栗中にはよく行きましたよ」
「ってことは、わたしたち、もしかして、体育館ですれ違ってるかも」
「ですね」
 同い年で、誕生日が一日違いで、お互いが生まれ育った町もよく知っていて、中学校の体育館まで知っている――となると、もはや親近感のレベルがふつうではなくなってしまうのは当然のことだろう。
「じゃあ、龍さん、葛の葉中の同学年の卓球部に、大塚紗江おおつかさえって子がいたの、知りません?」
「大塚……、あ、もしかして、髪の毛が割と茶色くて、背が高くて」
「そうそう! あの子とわたし、親同士が友達なんです」
「えーっ! たしか、大塚さんとは、一年生のときに同じクラスでしたよ」
「わぁ、ほんとですか? びっくり。世界は狭いなぁ」
「ほんと、狭いですね」
 それから俺たちは、一気に昔話に花を咲かせはじめた。
 近所にあった駄菓子屋が小学六年生のときに閉店して悲しかったことや、神社のお祭りの子ども神輿がやたらと重たかったこと、噴水が壊れて、ただの汚れた水たまりになっている公園の池で、オタマジャクシやヤゴをつかまえて遊んだこと、お化けが出ると評判だったお寺と、その裏手の図書館にお化け並みに怖い司書がいたこと。そして、子供の頃に流行った数々の懐かしい遊びなど、共感しすぎて思わず声をあげてしまうような話題が次々と溢れ出すのだった。さらに驚いたのは、お互いの実家のある場所まで、完全に特定できることだった。
「ねえ、龍さん、このツアーから戻ったら、地元でお茶でもしません? ほら、駄菓子屋があったところの向かいに、ちょっと洒落たカフェができたでしょ?」
「あぁ、出来ましたね」
「あそこで、どうです?」
「ええと……」
 ここで約束するのは、さすがにまずい。公私混同だ。
「あそこね、けっこう美味しいんだって。とくにカレーが」
 嬉しそうに微笑むヒロミンさんを見ながら返事に窮していたら、視界の隅っこで人影が動いた気がした。モモちゃんと、小雪だった。
「あれ、龍さん、もしかして、カレー嫌い?」
「え? いや、ぜんぜん嫌いじゃないですけど」
 答えながらも、俺の視線はモモちゃんと小雪に向けられていた。二人は静かに会話をしつつ、俺たちの前を横切ろうとしていた。
 そして、ちょうど目の前にさしかかったとき、モモちゃんはちらりとこちらを一瞥して、ばっちり目が合った。けれど、それもほんの一瞬のことだ。小雪は、俺に気づいているはずなのに、一瞬たりともこちらを見なかった。まるで俺の存在を無かったことにでもするかのように、まっすぐ前を向いたまま歩き去っていったのだ。

(第11回につづく)

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森沢明夫Akio Morisawa

1969年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。『津軽百年食堂』が2011年に映画化。2012年『あなたへ』が高倉健主演映画の小説版としてヒットする。『虹の岬の喫茶店』は2014年『虹の岬の物語』(主演・吉永小百合)として映画化され、話題に。2015年には『ライアの祈り』が映画化、『癒し屋キリコの約束』が連続ドラマに。他の著書に『夏美のホタル』『大事なことほど小声でささやく』『ミーコの宝箱』『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』、エッセイ『あおぞらビール』、カラフル連載が2016年1月に単行本刊行された『きらきら眼鏡』などがある。近著に『たまちゃんのおつかい便』。

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