双葉社web文芸マガジン[カラフル]

ムゲンのi(知念実希人)

イラスト:げみ

第3章

幕間
 昼下がりのナースステーションで、杉野華すぎのはなは電子カルテの画面を眺めながら大きく息をつく。そこには、担当する特発性嗜眠病患者のカルテが表示されていた。
「なんで、あの子の患者だけ目が醒めたんだろ」
 数日前、後輩が主治医を務めていた片桐飛鳥という名の特発性とくはつせい嗜眠しみん病患者がいきなり昏睡から回復した。彼女はいま、四十日間で衰えた体力を取り戻すためにリハビリをはじめている。また、同時に数ヶ月前に傷を負って失明した右目の治療も開始したらしい。噂では角膜移植が必要だが、視力は戻る可能性が高いということだ。
 彼女が昏睡から回復したことは素晴らしい。ただ、問題はなぜ回復したのか分からないことだ。
「なにか特別な治療でもしたの?」
 一昨日、華が後輩に訊ねると、彼女は「いいえ、普通の治療だけですよ」と胸の前で両手を振った。どこか焦っているような態度に少し疑念を抱いたが、もし特別な治療法があったら、隠す理由などないはずだ。
「私もなんとか助けてあげないと」
 華はカルテの画面を指で撫でる。表示されているカルテの患者は、同年代の女性だった。いや、それだけではない。華は彼女と、個人的な知り合いでもあった。だからこそ、後輩の担当患者が目覚めたにもかかわらず、彼女を救えないことに無力感を覚えていた。
「絶対、助けてあげるからね」
 自分に言い聞かせるようにつぶやいたとき、「杉野華先生ですか?」という声が聞こえてきた。見ると、スーツ姿の男性二人がナースステーションの外に立っている。一人は固太りし、少し髪が薄くなった中年男で、もう一人は三十前後の中肉中背の男だった。
「はい、そうですけど」
 担当患者の家族だろうか? しかし、彼らの顔に見覚えはなかった。
「私たちはこういうものです」
 華が近づくと、中年男が二つ折りにされた黒い手帳のようなものを突き付けてくる。男の顔写真の下に『巡査部長 園崎次郎』と記されていた。
 警察手帳? 華は眉間にしわが寄っていく。
「警視庁捜査一課の園崎と申します。後ろにいるのは練馬署の三宅です。お忙しいところお邪魔して申し訳ございません」
 警察手帳を懐にしまった園崎は、値踏みするような視線を華に注ぐ。
「はあ、それで私になんの御用でしょうか?」
 戸惑いながら訊ねると、園崎はぼりぼりと頭を掻いた。ふけが舞うのを見て、思わず顔をしかめてしまう。
「あなたが担当している患者さんについて、お話を聞きたいんですよ。四十日ほど前から、昏睡状態が続いている患者を受け持っているでしょ。その患者の話を聞きたいんですよ」
 四十日前から昏睡状態。華は横目でさっきまで見ていた電子カルテに視線を向ける。
「守秘義務があるので、患者さんの情報については基本的に話せないんですが……」
「先生、守秘義務があるのは私たちも重々承知していますよ。けどね、今回の事件では、そんな悠長なことを言っている場合じゃないんですよ」
「悠長なことって……。いったい、私の担当患者さんがなんの事件にかかわっているって言うんですか」
 慇懃いんぎん無礼な物言いに苛つきながら訊ねると、園崎は二重あごを引いて声をひそめた。
「殺人事件ですよ。先生もご存じでしょ、最近東京で頻発している連続殺人事件。あなたの患者がその事件の関係者かもしれないんですよ」
 個室病室の入り口近くに立って、私は窓際に置かれたベッドを眺める。患者のいないそのベッドはシーツがはぎ取られ、マットレスが露出していた。ベッドの頭側にかけられている名札は、患者名も主治医名も空欄になっている。
 この前まで、飛鳥さんが入院していた病室。特発性嗜眠病から目覚めた飛鳥さんは先日、リハビリの専門病院へと転院していった。これからの昏睡生活で落ちてしまった体力を戻し、そし四十日てドナーが見つかれば角膜移植を受ける予定だということだ。
 きっと彼女はまた空を取り戻せるだろう。父親との思い出が詰まった大空を。
「本当に良かった」
 口元を綻ばせながら窓際に移動し、空を見上げる。晴れ上がっていれば言うことなかったのだが、今日もあいにくの空模様だった。厚く黒い雲からしとしとと雨粒が落ちてきている。
「けど、飛鳥さんのお父さんは、なんであんな無茶をしたんだろ」
 飛鳥さんが目覚めてから、そのことがずっと心の隅に引っかかっていた。
 自分の命が尽きる前に、愛する娘を乗せてもう一度だけ大空を駆けたい。その気持ちは痛いほどわかる。しかし、大量のドパミン製剤を摂取して、一時的にパーキンソン病の症状を改善させようなどと思いつくものだろうか?
 それに、事故のあとにすぐ自殺を図ったのも、どうにも納得がいかなかった。
 自分のミスで娘を傷つけ、パイロットになるという夢を奪ってしまったことに絶望するのは理解できる。自分の角膜を移植させて、娘の視力を取り戻したいと望むのも分からないでもない。だからといって、いきなり首を吊るものだろうか。少なくとも、自分が心中を試みたという誤解を解こうとする方が先ではないだろうか。それをしなかったからこそ飛鳥さんの心は、マブイはあそこまで傷ついたのだ。少なくとも遺書には、自らの真意について記しておくべきだったはずだ。 
 そもそも、癌患者である将司さんは臓器のドナーになれない。そうでなくても運転免許証の裏にある臓器提供意の思表示だけでは、飛鳥さんに角膜が移植されるとは限らない。あれは誰に臓器を渡すかを選べるようなものではないのだ。実際、飛鳥さんも父親からではなく、他のドナーからの角膜提供を待つことになっている。それくらいのこと、少し調べればわかるはずなのに……。
 空を眺めていた私は、軽く頭を振る。
「考えても仕方ないか」
 人間は常に理性的な判断をするとは限らない。特に追い詰められた状況では。
 愛する娘を傷つけてしまったことでパニックになり、自分が死ねば彼女の視力を取り戻すことができるはずと、視野狭窄を起こして発作的に首を吊ってしまった。きっとそんなところなのだろう。
 なんにしろ、パーキンソン病によって一連の悲劇が起きたこと、そしてなによりも、父親に心から愛されていたことを知り、飛鳥さんは昏睡から目覚めた。それで十分じゃないか。
「そう、それで十分……」
 私の仕事は、特発性嗜眠病の患者を目覚めさせることだ。飛鳥さんではそれに成功し、退院させることができた。もう私は飛鳥さんの主治医ではない。それなら、残っている担当患者のことをまず考えるべきだ。
 まだ、昏睡状態にある二人の特発性嗜眠病患者のことを。
 マブイを誰かに吸い込まれたことが、特発性嗜眠病の原因。昏睡から目覚めさせるためには、ユタの能力を持つ私が患者たちの創り出している『夢幻の世界』に這入り込み、マブイグミを行わなくてはならない。
 なんか、完全にオカルトの世界よね。窓ガラスにうっすらと映る私の顔に、苦笑が浮かぶ。
 こんなこと、他人には絶対に言えない。もし間違って口走ったりしたら、ストレスでどうにかなったと思われ、主治医をおろされるだろう。
「だから、全部一人でやらないと」
 窓ガラスに映る自分に言い聞かせるように、私はつぶやく。
 飛鳥さんが目覚めてから、ある程度の日数が経つが、私はまだ次のマブイグミを行えずにいた。夢幻の世界を彷徨さまよい、傷ついた患者のククルを探し、癒す。その一連の儀式は心身を消耗させるらしく、あの日から数日は、血液が水銀に置き換わってしまったかのように体が重く、日常業務を行うのにも一苦労だった。
 それに、情報が必要だった。夢幻の世界に入り込み、それを創っている人物のククルに触れれば過去の出来事を知ることができるが、あの場所は決して安全な場所ではない。可能な限り、マブイグミを開始する前に現実の世界で情報を集め、患者の身になにが起きたのか知っておきたかった。そうすることが結果的に、夢幻の世界で身を守ることにも繋がるはずだ。
 だから、私は可能な限り、見舞いに来る患者の関係者たちに話を聞いた。それにより、特発性嗜眠病にかかっている二人の患者の身に起こったことを、ある程度までは知ることができていた。
 けれど、あくまで『ある程度まで』だ。本人が何を感じ、どう思ったか、その生の感情は患者のククルに触れて追体験しない限り、感じ取ることはできない。
 ポーンという軽い音が部屋に響く。我に返った私は、掛け時計に視線を向ける。針は六時を指していた。
「あ、しまった」
 慌てて部屋を出る。今日は午後六時から救急部で当直だった。早く行かなくては。
 廊下を小走りで移動していると、ナースステーションの前で「お姉ちゃん」と声を掛けられる。振り返ると、小学生くらいの少女が手を振っていた。この病棟に入院している角畝かくうね瑠奈子るなこちゃんだ。
「お姉ちゃん、廊下を走っちゃいけないんだよ」
 瑠奈子ちゃんは、疾患のせいなのかかがみ込むように腰を曲げたまま近づいてきた。
「ごめんね、瑠奈子ちゃん。ちょっと急いでいて」
「遅刻?」
 猫を彷彿ほうふつさせる大きな瞳で見上げられ、私は首をすくめるように頷く。
「う、うん。六時からお仕事だったんだ」
 瑠奈子ちゃんはナースステーションを指さす。
「六時なら、まだ少し時間あるよ。だから、ちょっとお話ししよ」
 見ると、たしかにナースステーションの時計は、五時五十分を指していた。腕時計を確認するが同じ時間だ。どうやら、病室の時計が進んでいたらしい。胸をなでおろした私は、屈んで瑠奈子ちゃんと視線の高さを合わせる。
「少しだけなら時間ありそう。それで瑠奈子ちゃん、なにかお話ししたいことあるの?」
「んー、そういうわけじゃないけど、お姉ちゃん元気そうだなと思って。なにかいいことあったの?」
「元気? そうかな。最近、かなり疲れていたんだけどな」
 マブイグミをしてからの数日間は、覇気がないとナースたちに心配されていた。
「そうだね。なんかこの前、顔色悪くて髪もぼさぼさでさ、おばさんっぽくなっていたね」
 子供特有の容赦ない表現が胸に突き刺さる。顔の筋肉に力を込めて必死に笑顔を保っていると、瑠奈子ちゃんは「でもね」と続けた。
「お姉ちゃん、なんか嬉しそうだったよ。美味しいもの食べたみたいだった」
 嬉しそう……か。私は瑠奈子ちゃんの頭を撫でる。
「そうかも。お姉さんの患者さんがね、退院していったの。すごく怖い病気だったけど、治って元気になったんだ。それが嬉しかったの」
「そうなんだ、良かったね。じゃあ、お姉ちゃんの患者さんはみんな治ったの?」
 私は「ううん」と首を横に振る。
「みんなじゃないよ。他にも、その病気の患者さんがいるんだ。その人たちはまだ、治っていないの」
「じゃあ、みんな治ったら、お姉ちゃんはもっと元気になるんだね」
 みんな治ったら……。
 残りの二人の患者も救うことができたら、私はきっと過去から解放されるだろう。あのおぞましい過去から。
「うん、きっとすごく元気になる」
「そっか、それじゃあ頑張ってね。応援してるよ」
 瑠奈子ちゃんはそう言い残すと、背中を曲げたまま踵を返して、走って去っていく。
「私に走るなって言ったじゃない」
 苦笑しつつ立ち上がった私は、両手で頬を張って気合を入れる。あんな可愛らしい子に背中を押されたのだ、頑張らなくては。
 まずは、今日の当直から。



「お疲れさん、香苗ちゃん」
 救急部処置室の隣にある当直医控室に入ると、救急部のユニフォームの上に白衣を羽織った華先輩が、スポーツ新聞を広げてソファーに腰かけていた。
「あれ、華先輩も当直ですか?」
「そ、よろしくね。熱い夜にしましょ」
「熱い夜は嫌ですねぇ。当直の日は静かな夜であって欲しいです」
「そりゃそうだ」
 肩をすくめる華先輩に私は近づいていく。
「その体勢でスポーツ新聞読んでいるのって、なんかおじさんっぽくて女子力ゼロですよ」
「ほっといて。当直中に女子力上げてる余裕なんてないでしょ」
「ですよね」
 一晩中、いつ患者が運び込まれてくるか分からない外来では、空いた時間で仮眠を取る必要があるので、化粧も落とさないといけない。そして、すっぴんを見られないよう、大きなマスクで隠すのだ。
「そもそもさ、この病院にいる男っておっさんばっかりじゃん。女子力なんて上げても意味ないよ。まあ、おじさん好きの香苗ちゃんはそうでもないのかもしれないけどさ。そういえば、この前ちゃんと院長には会いにいったの? 憧れの人とお話しして、少しは落ち着いた」
「だから、そういうんじゃないですって。で、なにか面白い記事でも載っているんですか?」
 袴田先生のことを揶揄やゆされた私は、強引に話を逸らしつつ、華先輩が持っている新聞を覗き込む。
「これって……」
 そこには、『連続通り魔事件 新たな犠牲者が!』と、煽情的な文字が躍っていた。
「香苗ちゃんも知っているでしょ。最近都内で起きている連続殺人事件」
「……また犠牲者が出たんですか」
「そう。今朝、遺体が見つかったんだって。原形とどめていないくらいまで破壊された遺体が」
 想像してしまい、背中に冷たい震えが走った。
「華先輩、その事件に興味があるんですか?」
 袴田先生も、この事件のことをやけに気にしていた。
「興味? そりゃああるよ。こんな猟奇殺人、日本じゃなかなかお目にかかれないでしょう。それに……」
 華先輩はそこで言葉を切る。
「それに、なんですか?」
「ううん、なんでもない」
 華先輩は新聞を折りたたんでわきに置く。思わせぶりな態度が気になり、追及しようとすると、勢いよく扉が開いて若いナースが顔を出した。
「杉野先生、識名先生、急患です。てんかんの重積発作を起こしている患者さんが搬送されてきます」
「了解。それじゃあ、香苗ちゃん。受け入れ準備をしようか」
 水を差された私は、「分かりました」と頷くと、華先輩とともに救急処置室へと向かった。



「いやあ、かなりの大物だったね」
 感染防御用にまとっていたディスポーザブルのガウンを脱ぎ捨てると、華先輩は大きく伸びをする。ユニフォームに包まれたボリュームのあるバストが強調される。
 てんかんによる重積発作で搬送されてきた患者は、なかなか痙攣けいれんが止まらず、さらには呼吸状態も悪くなって治療に苦労した。数十分ほどの処置の末なんとか発作を止め、念のため人工呼吸管理にしてベッドに横にしている。まもなく入院させるために、病棟のナースが引き取りに来る予定だ。
「なんだか、本当に熱い夜になっちゃいましたね」
「なに言っているの、香苗ちゃん。夜はまだまだこれからよ」
 華先輩は眼鏡の奥の目を細める。
「不吉なこと言わないでください。カルテの入力は私がやっておきますから、華先輩は控室で休んでいてください」
「おっ、サンキュー。それじゃあ、夕食の出前取っておくよ。香苗ちゃん、何がいい? ピザとかどう?」
「いいですね。チョイスは先輩に任せますから、適当に注文しておいてください」
 華先輩は「ラジャー」とおどけて敬礼をすると、控室へと消えていった。
 さて、さっさとカルテの入力を終えなくては。次の急患がいつ搬送されてくるのか分からないのだから。
 電子カルテの前に置かれた椅子に座り、マウスに手を置いた私は、背後に気配をおぼえ振り返る。そこには痩せた少年が立っていた。小学校低学年ぐらいだろうか、顔色は青白く、伏し目がちで、弱々しくはかない雰囲気を纏っている。
「あれ? どこの子?」
 まばたきしながら訊ねるが、少年は何も答えることなく、上目づかいに私を見てきた。
「もしかして、誰かのお見舞いかな? お母さんと一緒に来たの?」
 少年は力なく首を横に振る。
「それじゃあ、もしかして迷子になってここに来たの?」
 再び少年は首を横に振った。
 お見舞いでも、迷子でもない? 戸惑いつつ、私が何となしに少年の頭を撫でようと手を伸ばすと、少年は「ひっ!」と身をすくめ、自らの両肩を抱いた。その顔に明らかな恐怖が浮かんでいるのを見て、頭の中にある予感が走る。
「大丈夫だよ、怖くないからね」
 立ち上がった私は、柔らかく少年の背中を撫でる。全身から警戒心を醸し出しつつも、彼が逃げることはなかった。
「どこか痛いところとかある? ここは病院だから、治してあげられるよ」
 少年は無言のまま、すがりつくような視線を向けてくる。
「ちょっと、シャツをまくってもいいかな? 怪我がないか見てあげるから」
 彼がかすかにあごを引くのを確認して、私はTシャツをまくり上げていった。あらわになった背中を見て、私は口から漏れかけた悲鳴を必死に呑み込む。
 肋骨の形すら浮き出ているやせ細った背中は、あざで覆いつくされていた。いたるところで、黄色っぽく変色している古い痣の上に、紫色やどす黒い新しい痣が重なっている。皮下出血の痕は背中全体に広がっていて、もはや正常な肌の色をしている部分を見つけることすら難しかった。
 虐待だ。それもかなり悪質な。
 医師になってから、被虐待児は何人も見てきた。しかし、ここまで執拗な虐待を受けている子供は初めてだった。
「ちょっとここに座って楽にしていてね」
 シャツを戻した私は、少年をわきにあったベッドに腰掛けさせる。
 まずは、検査を行って怪我の状態を確認したあと、入院させて体と心の治療をしないと。ああ、あと警察と児童相談所にも通報を……。
 頭のなかでこれからの行動をシミュレートしていると、廊下へと続く扉が開き、病棟のナースが顔を出した。
「入院になった患者さん、受け取りに来ました」
「あ、お疲れさま。えっと、こちらの患者さんです。てんかんの重積発作に対して、最初はジアゼパムを投与したけれど、痙攣が治まらないので……」
 私は少し離れた位置にあるベッドに近づくと、ナースに状況を説明していく。数十秒で引継ぎは終わり、患者さんを載せたストレッチャーがナースに引かれて救急部から出ていった。
「お待たせしてごめんね。それじゃあ……」
 振り返った私は言葉を失った。ベッドに座っていたはずの少年の姿が消えていた。
 せわしなく救急部の隅々に視線を這わす。しかし、やはり彼の姿を見つけることができなかった。
 まるで、最初から存在しなかったかのように。
「どこに、行ったの……?」
 口から零れたつぶやきが、救急部の空気を虚しく揺らした。
(第7回につづく)

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知念 実希人Mikito Chinen

1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、12年、受賞作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。15年には『仮面病棟』が啓文堂書店文庫大賞を受賞しベストセラーとなり、18年に『崩れる脳を抱きしめて』が本屋大賞にノミネートされる。

近著に『祈りのカルテ』『ひとつむぎの手』『火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ』がある。

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