双葉社web文芸マガジン[カラフル]

碧と花電車の街 / 麻宮ゆり子・著

イラスト/河野真歩

(承前)

「ここって、いろんなお客さんがくるんでしょ?」
「そうだけど……。酔っぱらいのいちげん以外、最近は熱心なファンも多いよ」
 大学生風の青年が何度も頭を下げながらこっちを気にしている。紅玉さんは彼に、にっこり笑いかけると指をひらひらさせた。
「知り合い?」
「うん。週三くらいで通ってくれる熱心なファン」
「まだ若いのに、週三ってすごいね。お金持ちなのかな?」
 二年前でも確かストリップの入場料は、きしめんを十杯は食べられるくらいの額だった。
紅玉さんが胸を張る。
「大昔のストリップと違って、今は無理矢理送り込まれたようなワケアリ女ばかりがやってるわけじゃない。ストリップは自分の身体を鍛えて鍛えて……それでもって観客を極楽へいざなう芸の世界でもあるんだから、そりゃファンくらいつきますよ」
 感心していると、彼女は裏口から大きな花束を引っ張り出してくる。
「これ、お母さんの寝床に飾ってあげなよ。もらいもので悪いけど」
 ピンク色のダリアの花が咲いていた。ファンからの贈り物だろうか。ありがとうと言って受け取ると、気になったことを聞いてみる。
「ねえ、さっきのファンみたいな人とお付き合いすることはないの?」
「ない」紅玉さんは断言した。「ファンに手をつけるなんて絶対しない。あたし以外の踊り子がどうかは知らないけど」
「それなら指導してもらってるうちに、山高さんといい感じになったりとかは?」
 ぷッと今度は短くなっていたたばこを息で飛ばす。拾って、裏口に置いてあるシッカロールの缶に捨てていた。
「もっとない。自分の商品に手をつけるなんて安易だし、みっともないよ。山高にとってはあたしが商品、あたしにとっては山高がそうさ」
 紅玉さんは私の顔をのぞき込むと、「あんたさっきから変なことを聞くねえ?」と興味深そうに尋ねてくる。顔が熱くなった。市電運転手の平野さんが浮かんだからだ。
「留吉さんや他の芸人さんにも、早くファンがつくといいね」
 花束と岡持を抱えて駆け出し、少し進んだところで振り返る。目が合った紅玉さんに手を振った。
 人ごみを避けて歩きながら思う。そういえば最近、花電車を見てないな……。
 すると、もやもやと花電車の向こうに平野さんの顔が浮かんできた。平野さんのことを思うと、なんだか身体がくすぐったくなって、その分気持ちが楽になり、この先のいろいろな不安を忘れられるようだった。ここ数日はお母さんを取り囲むいろんなことについて考えたり、見知らぬ病院へ行ったり、初めて接することばかりだったから、私は少し疲れているのかもしれない。生理の前に砂糖をたっぷりまぶしたお菓子が無性に食べたくなるのと同じように、恋とか愛といった痛み止めに似たものを欲しているだけなのかも……。
「え、恋! 私が!?」
 自分の思いつきに驚いて、思わず声をあげてしまった。


【二】子猫の行方

 頭上には紅白模様のちょうちんがいくつも下がり、それがはるか先まで続いていた。
 本当は久美ちゃんといっしょにくるはずだった秋の縁日。けれど、私は一人でぶらぶらと歩いていた。
 久美ちゃんは昨晩、ぜんそくの発作が出て、医者に往診してもらったのだという。
「しばらく外に出ないようにって言われてるのよ。ごめんね、せっかくきてもらったのに」
 久美ちゃんのお母さんがそう言って、店の奥から顔を出した寝巻姿の久美ちゃんが「ごめん」と淋しそうに手を合わせていた。
 ――久美ちゃん、あんなに楽しみにしてたのに。
 季節の変わり目にぜんそくが出やすいという話は聞いていたが、往診した町医者によると、他の原因として排気ガスの増加があるのだという。そんなの久美ちゃんが気の毒だ。ここ数年は排気ガスなんて増える一方じゃないか。この前なんて近所の道路沿いの桜が、排気ガスの影響でいっせいに枯れてしまったばかりだった。
 最近は社会の動きを「高度成長」なんて言葉でひとくくりにしているが……。裕福ではない私からすると、「高度成長」という名の大きなブルドーザーが、久美ちゃんの健康のようにかけがえのないものを、たくさん犠牲にしながら強引に押し進んでいるような気がしてならなかった。
 軽快な祭囃子まつりばやしに包まれた大須の道には出店がずらりと並んでいる。
 大須はいつもどこかで、大なり小なりお祭りをやっていることが多い。今日の「秋の縁日」はそのなかでも特に規模の大きいものだった。
 金魚すくい、綿菓子、りんご飴、バナナの叩き売り……。道沿いの小さな寺の境内には「臨時居酒屋」といった風情の屋台があり、串に刺したモツが赤味噌出汁の煮える大鍋でぐつぐつ踊っている。おちょこを手にした男女の隙間に子供も加わり、見知らぬ者同士で鍋を囲んでいた。
 高度に成長なんかしなくたっていいから、こんな風にお祭りを中心に街が成長していけばいいのに……。自分でも単細胞な考えだとは思いながらも、けっこう本気で私はそう思っていた。大人も子供も区別なく、みんなが心から楽しそうな顔をしているからだ。
「ドカンッ」と爆発音がした。「できたてだよー」と呼び込みを始めたのはポン菓子屋だ。だしぬけに大きな音がするから心臓に悪い。急に驚かされると、そのあと腹が立つのはどうしてだろう。
「安くしとくよ。もう季節も終わりだから」と言われ、きれいな音に引き寄せられて、虫かごに入った鈴虫を買った。二匹入っている。鞄にかごを結ぶと、歩くあとから鈴虫の声がついてくる。
「あ!」
 慌てて私は電柱の陰に隠れた。
 野球帽をかぶり、長い銃を構えた平野さんが射的の店でまとを狙っていた。
 撃つ、外す、撃つ、また外す……。そのくり返しを私は立ち止まって見ていた。最後はなんとかあたったようで、店主から小さな菓子袋を受け取った平野さんは、――「チッ」と舌打ちし、乱暴に尻のポケットへ菓子をねじ込んで上半身を丸めて歩いていく。
 なんだか普段と様子が違う、平野さんの態度に動揺してしまった。
 それでつい……出店の陰に隠れながら、こっそり彼のあとを追うことに決めた。
 夜店の並びから外れた平野さんは電柱に片手をつくと、「はーッ」と深いため息を吐いていた。それから乱暴に群衆をかき分けるようにして進む。私たちの周りにはどんどん人が増えてきた。
 祭囃子の演奏が近くなるにつれ、人波が後ろへ下がり、平野さんも押されるように後ずさりした。やってきたのは孤の花嫁行列である。綿帽子をかぶり、白無垢を着た狐のお嫁さんが人力車に乗って運ばれていく。もちろん「狐の面」をかぶったお嫁さんで、鮮やかな赤いじやの目をさしていた。
 お嫁さんが行ってしまうと、平野さんは強引に行列を横切っていく。小さくなる彼の背を追って私も人の群れのなかを進んだ。
 繁華街に入った平野さんは「ピンク映画館」の前を通り過ぎた……と思ったら引き返し、映画の内容を描いた卑猥な看板をなめるように見つめ始めた。
 はあ、と私ののどから熱いため息が洩れた。
 もしかして平野さんは映画館に入るの? 観たいのかな? というか常連だったりして……。
 どきどきしながら電柱に抱きついていると、彼は映画館を離れた。しかし安心したのもつかの間、平野さんはあたりを観察するように首を左右に動かし、暗い細道へと入っていく。そしてこちらに背を向けると、行き止まりの壁に向かっておもむろに放尿し始めた。
「ああ……」
 思わず声が洩れた。平野さんの、ではない。私の驚きと落胆と悲哀の混じった心の悲鳴だ。りんりんとなぐさめるように鈴虫が鳴いている。平野さんは壁に停まった黒い虫を標的に
しているようで、たまに腰を横にずらしていた。そしてことが済むと、くるりとこちらを向
き、そしらぬ顔で戻ってくる。
 身を固くし、私は電柱の裏にうずくまった。――見つかってしまう……。
 しかし彼の足は変わらぬ歩調で通り過ぎていく。立ち上がった私はまたあとをつけた。
 それにしても平野さんには驚かされた。もちろん私が彼のことを一面でしか見ていなかったというのが事実だが、急に驚かされると、そのあと腹が立つのはどうしてだろう? 
 暗い横道へそれた平野さんは道沿いの、闇の深い荒れた空き地の前で立ち止まった。そこはにぎやかな通りに挟まれた、繁華街のポケットのような場所である。
 もしかしてまた立ち小便? 
 私がうんざりし始めたところで、彼は「チッ、チッ、チッ」と舌を鳴らしながら――まるで動物でもおびき寄せるようにして――草地へ入っていく。
 背の高い雑草と闇にまぎれて姿の見えなくなった平野さんを追い、私は腰をかがめて草地に分け入った。葉についた無数の露が服に染みて冷たい。
 チッ、チッ、チッ。にゃー、にゃー。
 平野さんは下手な猫の声真似までしている。なんだか怪しいと思いながら、彼の姿が月灯りでほのかに判別できるところまで近づいていったとき、
「誰ッ」
 と平野さんが振り返った。
 心臓が飛び上がりそうだった。鈴虫が鳴く。耳のなかで響く鼓動が早い。冷や汗を浮かべて腰を落とし、私はひたすら口を結んでいた。
 首を傾げた平野さんは不思議そうに頭をかくと、さくさくと草を踏み分け、元の道へ戻っていく。そして空き地の斜向かいにある木造二階建てアパートの、錆びだらけの階段を音をたてながら上がると、いちばん手前のドアのなかへ消えた。

 翌日、高校の帰りがてらに昨晩行った空き地をたずねてみた。
 すると――草の根元に子猫の死体が二匹転がっていた。トラ縞模様の子と真っ白な子だった。滝つぼに似た、うつろな目を開いて亡き骸になっている。
 二匹の子猫に手を合わせてから、ポンパルへ向かった。
 店にいた神谷さんに子猫のことを伝えると、彼は慌てて外へ飛び出し、空き地の現場へ向かったようだった。
 お母さんの様子を見てからアルバイトへ行かなければ……。そう思い立ち、店を出た。けれど歩を進めるにつれ、平静でいられなくなった。目の奥がじんと痛くなり、流れ落ちる涙を両手でぬぐいながら立ち止まる。
 憐れな子猫たちの姿が頭から離れない。
 子猫を殺したのが自分と同じ人間である――そのことに強いいら立ちと無力さを感じた。自分や自分を取り巻く状況のなにもかもが嫌になってくる。この世に生を受けてすぐに殺されてしまうなんて、あの子猫たちはいったいなんのために生まれてきたんだろう……。殺されるために生まれてきたわけじゃない、私だってこうして生きているのに。
 鳴咽を押し殺しながら歩いていると、近所の公園でお母さんと武藤先生を見つけた。
 二人並んでブランコに座っている。
 武藤先生は子供のようにブランコに身をまかせてお母さんの方を向き、お母さんは地面に両足を着いて、うつむいていた。
 長屋ではなく、どうしてここで話しているんだろう? 往診にきたのなら長屋で用は済むはずなのに……。
 それに二人でこそこそなにを話しているんだろうか。きっと大人の秘密の話にちがいない――私を差し置いて。
 涙の上に今度は卑屈な思いが募っていく。「あの先生またくるかもしれないから気をつけな」と言っていた富江さんの言葉も蘇る。公園の植木に身を隠すようにして近づいていくと、やっと先生の声が聞こえてきた。
「……この際、私にあなたの人生を預けてくれないかと思っているんです。こんな老人で申し訳ないが、あなたの生い立ちからすれば決して悪い話でもないと思うのですが」
 どきッとした。「人生を預ける」とはどういう意味だろう。
 お母さんは黙って斜め前方を見ているだけだ。
「今まで苦労が多かったのはわかりますよ。父親もいない子を一人で育てるなんて、あの混乱の時代をよくもくぐり抜けてきたものだ。私はあなたに同情しているんです。ひどいことを言われたことなんていくらでもあるでしょうに、あの娘を産んだことで」
「いえ、あの子は関係ありません」とお母さんが言いかけると、先生が冷たい表情でぴしゃりと遮った。
「ええ、わかっていますよ……なるほど」
 お母さんが口を閉じたのを確認してから、先生はまた話し出す。
「いずれにしてもあなたのような細やかな心配りのできるご婦人が、あんな程度の低い店で働いて、こんな不衛生な街で暮らしていかなければならないこと自体、私には不可解なんですよ。まあ私の場合、学会の付き合いでたまたま栄町の店に行ったんだが……それがきっかけであなたと会えたんですから、仲間の誘いは天啓だったと今では思っていますがね」
 先生は張り切ったように地面に足を着き、立ち上がるとズボンについたほこりを神経質そうに払った。
「私はあなたを救って差し上げたいんです。身体のためにも今の仕事はお辞めになって、私の病院の近くで静養なさればいい。それはもう、あっという間によくなりますよ。私だってもう七十近い人間ですから、善意で言っているにすぎない」
「娘のことはどうお考えなんですか?」
 陽が傾き、冷たい風が吹いてきた。土ぼこりが舞い上がると先生は目を細め、ひたいに手をかざす。
「ええと、碧さんでしたね。娘さんは将来のためにも、もっと上等な学校へ転入させた方がいいでしょうな。今のような下働きをさせていたら、婦人としてのマナーが身につかない上に、人の足元ばかり見ている商売人になりかねない。いずれにしても私がついている以上、父親がいない苦労を味わわせることは二度とない。そう思ってもらっていい」
 お母さんは口にハンケチをあてて立ち上がると、うなだれている。
「私、気分が悪くて……すみません」
「おっと、話が長くなってしまった」
 先生はお母さんの後ろから自分の脱いだコートをかけようとした。背後からじっとお母さんのうなじを見つめる先生は、小さくくちびるを舐めている。その仕草にはなんとも老人らしくないなまなましさが感じられ、恐ろしくなった私はその場から逃げ出してしまった。
 長屋に着くと富江さんが洗濯ものをしまっている。強い風に煽られた肌着やてぬぐいが、今にも飛んでいきそうだ。すぐさま彼女のもとへ走り寄ると作業を手伝った。
「はあ、助かった。秋の嵐だね」
 富江さんは玄関でぐしゃぐしゃになった髪を撫でつけながら聞いてくる。
「どうしたんだい? 目が腫れてるじゃないか」
「あの、ゴミが入ってこすったから。お母さんは?」
「さっき先生を送って行くって言ってたよ。今日は珍しくあの『先生様』が市電に乗っていらっしゃったそうだ。碧、とちゅうで会わなかったかい?」
「うん」
 私は反射的に嘘をついた。富江さんの後ろの壁にある鳩時計を見る。
「もうこんな時間。仕事に行かないと」
 富江さんの腕に洗濯物を押し込むように渡し、玄関を出てから振り返る。
「あのね……武藤先生のことだけど。前に、『あの先生に気をつけな』って富江さんが言ってたのはどういう意味?」
「ああ……。あんたももう高校生だから言うけどね、あの先生、信ちゃんに下心があるんじゃないかと思ってさ」
「下心って? あんなおじいさんなのに?」
「見た目はじいさんでも男は男さ。つまり……」
 富江さんは言いにくそうな様子で、しばらく言葉を選ぶような迷いを見せた。
「信ちゃんのことを第二夫人にしようとしてるんじゃないかって……。まあ、考えすぎだと思うけどね」
「第二夫人って、お妾さんってこと?」
 富江さんはぎくりとした感じで目をそらす。「そうだね、そういう呼び方もある……。銭に余裕のある老人ってのはそういうことをしたがるものさ。最後にひと花咲かせたい、男の甲斐性ってやつなんだろうね。実際、妾として生きるって腹を決めてる女がいるのも事実だから……」
「お母さんはそんなことしない!」
 話の途中だったが、逆上して声を荒げてしまった。富江さんも顔を赤くする。
「わかってるよそんなこと! 信ちゃんがそんなんじゃないってことくらい!」
「私だってわかってる。そんなこと言わないで!」
 富江さんに背を向けて駆けだすと「こらッ、なんだい碧。自分から聞いてきたんじゃないかッ」と怒声が追いかけてきたが、もう立ち止まらなかった。あえて戻ってくるお母さんと鉢合わせにならない道を選んで、仕事に行く前にもう一度、子猫の見つかった空地へ行ってみた。
 けれど猫の姿はもうなかった。
 子猫の吐き出したものだけが、てらてらと草を光らせている。調査にきた神谷さんたちが死んだ子猫たちを連れ帰ってしまったのかもしれない。
 振り返って見上げると、アパートの二階に平野さんが立っていた。
 部屋の前の錆びた手すりに両腕をかけ、たばこを吸っている。もしかしたらずっと見られていたのかもしれない。そう思うと顔も耳も熱くなった。
 お母さんのことと猫のこと。二つの大きな出来事をいっぺんに目にしてしまったから、私の疑り深い部分が過敏になっているようだった。つい殺気立って平野さんを見返してしまう。
 けれど目が合った彼はかすかに微笑み、ぺこりと頭を下げていた。
 今の私の目にはその呑気な様さえ芝居じみて映る。
 平野さんはなんだか怪しい。もしかしたら平野さんが……という疑念が湧き上がってくる。
 でも、慌てて首を振った。市電を運転する平野さんの燦然とした立ち姿を思い出す。そこへ昨日、この空き地で見せた不審な姿が重なる。だけどその上にまた、市電の将来を憂う誠実そうな平野さんの横顔を上塗りした。
 お母さんもこんな風に、誰か、男の人を意識したり、好きになったりするんだろうか。その人のことを思って、今の私みたいに心が混乱したりするんだろうか。
 そんなこと今まで考えたこともなかった。でも、その相手がもしも……武藤先生だったらどうしよう。私からしたら「おじいさん」でも、お母さんにとっては病気を治してくれる、自分を守ってくれる頼り甲斐のある「男の人」なのかもしれない。もしそうだとすれば、私はお母さんと先生にとって、「邪魔者」なのかもしれない……。
 自分の胸にこぶしをあてると心臓がどきどきして、手首の脈も強く波打っている。身体全体が、内側に渦巻くマグマのような、説明のつかない、初めておぼえる感情の数々に動揺しているようだった。

(第12回につづく)

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麻宮 ゆり子Yuriko Mamiya

1976年埼玉県生まれ。2003年、小林ゆり名義で第19回太宰治賞受賞。
13年、第7回小説宝石新人賞を受賞し、翌年、受賞作を表題作にした『敬語で旅する四人の男』を刊行。16年『仏像ぐるりの人びと』を上梓した。

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