双葉社web文芸マガジン[カラフル]

無心セラピー(辛酸なめ子)

第54回
コロナの世の中を生き抜くスピリチュアルな教え 後半

 友人のつながりで、アメリカ人のヒーラーやサイキックの方々の話を伺う機会がありました。こんな情勢の中来日してくださってありがたいです。スピリチュアル的に波動を高めればウイルスも寄ってこない感があるのかもしれません。
  ヒーラーでサイキックのアダマ・ハミルトン氏の少人数のセミナーに参加して、今の不安をぶつけてみました。
「人類は滅亡してしまうのでしょうか?」とおそるおそる伺ってみると
「大丈夫だと思います。今、いろいろなレベルのことが同時に起きています。悪いことばかりではありません。ウイルスによって人間がいかにつながっているか見せられています。また、いつもの生活のペースを落とし、健康になる手助けをします。今は新しい目覚めが始まる時。ウイルスよりも有害なのは恐れです。恐れていると縮こまって閉じてしまい、光のエネルギーを受け入れられなくなってしまいます。そのせいで肉体的な問題も起こりやすくなってしまいます。怖がりすぎるのは良くありません」と、叡智に満ちたまなざしでおっしゃられました。やはり恐怖が健康に悪影響あるんですね。「生活のペースを落とす」効果は実感しています。コロナで出かけなくなって時間の余裕ができて、ゆっくり食事したり公園でリラックスできるようになりました。
 また別の日の個人セッションで、アダマさんはこうおっしゃいました。
「この状況で私たちは何が大事なのか向き合わされています。これはアセンションの一部だと思います。個人の周波数を上げていかなければなりません。地球規模で恐怖がありますが、何が大事か、誰といたいか考えてバランスを取りましょう。今回こういうことがあって、人と人とのつながりが見えました。みんなつながっているのです。
 ただ、世の中は実態以上に大騒ぎしているように思います。インフルエンザでも重症化する人はいます。恐れから利益を得ている人がたくさんいます。
 コロナウィルスで経済活動がストップしたため、ヴェネチアの運河がきれいになったというニュースがあります。それを見ることで目覚める人もいるでしょう」
 インドの大気汚染が改善され、ヒマラヤの山脈が見えたという写真には感動しました。不安や恐怖を煽る報道ばかり目を向けないで、ポジティブなできごとにフォーカスしたいです。ただテレビもネットのニュースも、あのキモいコロナの顕微鏡写真と共にウイルスの名前を連呼していて、恐怖の刷り込みから逃れられません……。アダマさんが不思議な音を発しながら体をタッチしてくださる施術中は、異世界に逃避できました。
 アメリカ人のサイキック、ウイリアム・レーネンさんも、新型コロナウイルスは人工ウイルスだとおっしゃっているそうです。それを地球の浄化のため神が変容させたらしいです。地域ごとの変異ぶりに戦慄していましたが、神の浄化だったとは。
 お会いして改めてお話を伺ってみました。レーネンさんは
「ウイルスはネガティブなエネルギーに引き寄せられます。ポジティブなことを話したり、親切にしたり、明るい動物の話題にフォーカスすると良いでしょう。でも政府やメディアは恐怖を煽る方向に行っていて、それが状況を悪くしています。他の人を励ましたり助け合うような空気になるべきなのに」と、おっしゃいました。たしかにニュースでは「このままだと42万人亡くなる」とか恐怖を煽ったり、あろうことか医療従事者が差別されたり、誰々がどこどこに行って感染した、と非難する論調だったりして、生きているだけで息苦しいです。感染した人のネガティブな話題だけでなく、治って喜ぶ姿も報じてほしいです。
 誰にでも闇の部分はあるので、新型コロナがネガティブエネルギーに引き寄せられると言われると自分も油断できないですが、モナコのアルベール大公やイギリスのチャールズ皇太子のような雲の上の王侯貴族が感染したのは意外でした。
「モナコのアルベール大公はあまりポジティブではないと思います。チャールズ皇太子は、王族に屈したというか、自分は他にやりたいことがあったのに、魂の望む人生を生きていませんね。私たちは皆、魂が望む人生を生きるべきだと思います。こういう大きな経験がないと皆、目覚めなかったでしょうね。今までバランスが悪い生き方をしていた人はこれを機に改めるチャンスです」
 自分の人生が魂が望んでいる方向かいまいち自信が持てないですが、今、世の中の人が仕事が減ったり休業になる中で、本当にその仕事が好きなのかどうか、自分に問い直すことになっているように思います。
「エンターテインメントの世界でも、これからは大きな会場で人を集めて利益を得るのではなく、お金にならなくてもエネルギーに触れてもらうのが大事になってきます。ブロードウェイの出演者も路上でフラッシュモブしたりしていますよ。お金=豊かさ、という時代は変わっていきます」
 世の中的に大金を稼ぐのを目的とする生き方を改めなくてはならないようです。とりあえず誰かに喜んでもらいたい、役に立ちたい、という思いで細々と仕事していく生活に……。
「世界で病気がなくならないのは、人間の魂の成長のためです。カルマのバランスを取るために存在しています。神が新型コロナウイルスを変容させ、ウイルスに役割を持たせました。そして宇宙は地球を浄化しようとしています」
 やはり地球は怒っているんでしょうね……、と伺うと
「地球は怒っています。全ての石油は人間が使うためにあるのではないです。石油は地球にとって血液みたいなもので、オイルを採り続けるのは侵害する行為。地球をレイプしているようなものです!」
 私も地球が女性だとしたら、マントル調査とか辱めみたいでやめた方が良いと思っていました。
「これは浄化、成長のプロセスです。政府はわざわざものごとを複雑にしようとしていますが、すべての生命をリスペクトしましょう、世界中の人に思いやりを持ちましょう、ということなんです」
 と、シンプルで直球な真理を教えていただきました。地球、太陽、そして動物たちへのリスペクトを高めつつ、最近は晴れた日に公園に行って鳩と戯れています。はたから見たらやばいと思われていそうですが、太陽を浴びて自然を感じていると不安から離れて平和でいられます。地球という惑星は刑務所で、地球人は囚人だとしても、近所の公園に行くくらいの自由は認めてほしいです。
 
アダマさんによるヒーリングセッション。いろいろな回路が開きやすくなかったのか、その後夢に亡くなった母や祖母がたまに出てくるように。
 
 
 
 
(第49回へつづく)

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辛酸 なめ子Nameko Shinsan

東京都生まれ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。芸能界やスピリチュアル、オカルトなど多数のジャンルを独特な目線で描き人気を博す。『辛酸なめ子の現代社会学』『大人のコミュケーション術』『おしゃ修行』『魂活道場』など著書多数。

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