「編集部より」
はこちら

連載コンテンツ

小説NOVEL


エッセイ&コミックESSAY&COMIC



編集部よりFROM EDITORIAL

こんにちは。
いよいよ非常事態宣言の解除が現実味を帯びてきましたね。

巣ごもり生活中は、昔の映画をよく観ていました。
印象に残っているもののひとつに『イングリッシュ・ペイシェント』があります。

公開当時、ブッカー賞受賞したという原作を購入したのですが、数ページ読んで投げ出したまま、気づけば本棚からも消えていました。
しかし、あれから20余年……曲がりなりにも人生経験を重ねたからなのか、こんな素晴らしいドラマだったのか! と、打ちのめされながら深い感動とともにエンドクレジットを見守りました。

第二次世界大戦中の北アフリカの砂漠で飛行機が撃墜され、全身に火傷を負って記憶も失った瀕死のイギリス人の患者を、ジュリエット・ピノシュ扮する看護婦がイタリアの廃屋の教会で献身的に介護するのですが、次第に明かされていく男の過去に圧倒されます。

砂漠の美しい景色と南イタリアの緑の対比、素晴らしい音楽、描かれる対照的な2つの愛……。壮大な映像叙事詩に、これぞ映画だなと。

勢いに乗って再び原作にトライしようとしたのですが、現在絶版らしく、誠に残念です。
新潮文庫さん、復刊してくれませんか?

pagetop